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ビジネスマンの年賀状マナー!取引先や上司に年賀状を出さないとダメ?

年賀状


気が付けばもう年末!一年とは本当に早いものです。

年内に済ませなければならない年越し準備のひとつに「年賀状」がありますね。いつも時間に追われるように出してしまう、なんて人も少なくないのでは?

友人同士なら許されますが、会社の上司や取引先など仕事関係がお相手となると話は別です。あなたの信用に関わるかも?

今回はビジネスにおける「年賀状の書き方、出し方」について、気を付けたいマナーもご紹介していきます。

■もくじ
会社の人や取引先に年賀状って出すの?
ビジネス向け年賀状の書き方~宛名編
ビジネス向け年賀状の書き方~表面の文例編
会社の年賀状デザインのルール
年賀状はいつまで出すべき?
年賀状のビジネスマナーまとめ

会社の人や取引先に年賀状って出すの?

入社して間もない方なら、こう思うのでは?
「そもそも年賀状って、上司や取引先に出すの?」

本来、年賀状とは「旧年中お世話になったことへのお礼」と「新年もよろしくお願いします」との挨拶を兼ねたもの。

ビジネスの上で年賀状のやりとりは新年の売り上げに反映されるかもしれません…。取引先に出す際は気を引き締めて作成していきましょう。

お得意様、取引先に『個人』で年賀状を出す?

会社で一括で出すなら、あえて個人で年賀状を出す必要はありません。

もし、仕事始めに出社してみたら出していない取引先から届いていた!なんてことなら、急いで出す必要がありますね…!

また会社に自分の個人名で年賀状が届いていた場合、個人名で出しても差し支えないようなお付き合いの度合いであれば、きちんと出しましょう。

この場合、間違っても自分の「子供の写真入り賀状」は使いません。ビジネスとプライベートは区別するのが無難です。

社内の上司や先輩には年賀状を出すのか?

これは会社によって習慣が異なるので、難しいところ。迷う場合は同じ部署の先輩に「社内で年賀状は出し合っているのか?」聞いてみましょう。

中には社内規定で禁止している会社もあるほどです。社内の慣習に習いましょう。

出してもいい場合、上司は普段お付き合いがある範囲内に出せば良いでしょう。新年への意気込みを忘れず明記するように!

また同僚や親しい先輩にならばプライベート用の年賀状を出しても構いません。ただ、近頃ちょっと話題の「子どもの写真入り年賀状」ですが、先方が独身だったり、子供いない家庭ならば控えてもいいかもしれません。

この場合は家族写真にしたり、子どもの後ろ姿やシルエットにするなど、工夫して印象を変えるのもオススメです。

ビジネス向け年賀状の書き方~宛名編

仕事関係の取引先や上司にはどんな年賀状を出せばいいのか?年賀状の書き方について具体的にご紹介していきます。

年賀状の宛名の書き方

ビジネスでの年賀状となると、宛名部分の「住所」「会社名」「役職」の表記に戸惑う声が多いようです。ルールを見ていきましょう。

  1. ビジネスの年賀状では、宛名は縦書きにするのが通常。あまり堅苦しくないイメージを打ち出したいのなら、横書きでもOK
  2. 書く順は縦書きは右端から左に、【住所→会社名→部署名→役職→名前】横書きは上から下へと同様の順に。
  3. 縦書きの場合、住所の数字部分は「漢数字」で表記。「11」は「十一」「21」は「二十一」。横書きは算用数字。
  4. 「株式会社」は「(株)」などと省略しない。住所のビル名や階数もきちんと表記する。
年賀状の書き方

「会社名」と「役職」の書き方

まず、はがきの中心部分に名前を書きます。これを基準として、縦書きは名前の右側に「会社名」「部署名」「役職名」と、行を変えて表記していきます。

会社名「株式会社 ○○○○」は大きめに。行を変えて一文字下げて「部署名」を気持ち小さ目に。

そして中心に名前を書きますが、名前の上部分に役職名を書きます。このとき「4文字までの役職名」なら続けて「本部長 ○○ ○○様」と書いてOK。

もし役職名が「ゼネラルマネージャー」などと長い場合は、【会社名→部署名→役職】と3行にわたって名前の右側に表記します。

よくある間違いが、名前の下に「○○ ○○部長様」と書いてしまうこと。名前に役職を付けるのは誤りです。

ビジネス向け年賀状の書き方~表面の文例編

年賀状の裏面に書く文章は大きく4つのパーツに分けられます。

  • 賀詞(がし)※祝いの言葉
  • 旧年中のお礼
  • 近況報告と抱負
  • しめの言葉

書き出しから順に解説していきます。

賀詞の文例

賀詞は頭語とも言うべき部分。友人や親しい間柄には「賀正」や「迎春」などを用いますが、上司や仕事関係の目上の方には2文字の賀詞は使いません。

「謹んで…」といった4文字以上の、敬意を表したものを選ぶようにします。

【文例】
謹賀新年、恭賀新年、謹んで新春のお慶びを申し上げます

旧年中のお礼

賀詞の次は、旧年中にお世話になったお礼を書きます。この時「去年は」と「去」の字を使用してしまう方もいますが、これは忌み言葉と言って新年にはふさわしくありません。

「旧年」や「昨年」と改めます。

【文例】
旧年中は格別のご愛顧を賜わり厚く御礼申し上げます
旧年中はひとかたならぬご高配にあずかりまして誠にありがとうございました

近況報告と抱負

感謝の気持ちに次いで、自らの近況報告と新年への抱負を述べます。「もらう年賀状は子供の写真ばかりで、肝心な本人の近況が全く分からない!」なんて思われるとちょっと残念ですよね。

いつも社内でお付き合いしている上司だとしても、自分なりの新年への目標を記して出してみましょう。新たなビジネスチャンスにつながるかもしれません。

【文例】
おかげ様で公私ともに順調に過ごしております
新年は良き報告をお伝えできますように努力してまいります
旧年中は○○様とお仕事させていただき、いろいろと学ばせていただきました
新年は益々お役にたてますよう務めてまいる所存です

しめの言葉

文末にお相手の健康や繁栄を願う気持ちを表記します。

【文例】
皆さまのご多幸とますますのご繁栄をお祈り申し上げます
貴社ますますのご発展と社員皆様のご活躍を祈念いたします

会社の年賀状デザインのルール

会社用の年賀状デザイン


メールやSNSで新年の挨拶をする人も多くなり、以前からの表記マナーにこだわらない年賀状が多くなってきましたね。

それでもビジネスの上での年賀状では気を付けておきたいマナーが!ポイントをご紹介します。

年賀状のデザインは華美にし過ぎない

通常、ビジネス用の賀状は一色でイラストなし、もしくは干支の絵が小さくワンポイント入ったくらいのものが好ましいでしょう。

デザイン関係などクリエイティブな職なら、デザインにこだわった年賀状の方が話題になりそうですが、そうでない場合はあくまで華美なデザインにはならないようにします。

ついでの用件を書かない

手書きで「年明け〇/〇に○○があります、よろしく」などと用件を書いてしまう方もおられますが、年賀状についでの用事を書くことは失礼にあたります。

句読点や文末に丸は表記しない

古くから年賀状や暑中見舞いなどの挨拶状には、句読点や丸をつけて区切りを設けない、とされてきました。目上の方に差し出す際には気を付けておきたいマナーです。

薄墨を使わない

年賀状は毛筆で書く、というこだわりを持った方も少なくありません。使用する毛筆や筆ペンは色の濃い黒墨を使用しましょう。

薄墨は葬儀を連想させてしまい、慶事の挨拶状にはふさわしくありません。ペンでも同様に黒や紺をチョイスしましょう。

忌み言葉を避ける

新しい年を迎えられた慶びの挨拶状に「去る」「失う」「枯れる」「暗い」「絶える」「病む」といった忌み言葉は適しません。避けたい表現です。

先程説明した、「去年」も使いがちですが、避けたほうが◎

重複表現を控える

「謹賀新年 明けましておめでとうございます」とすると、「新年」と「明けまして」の意味が同じで「重複表現」となります。

この場合、正しくは「新年おめでとうございます」になります。このように意味合いが同じ言葉を並べる「重複表現」も避けるようにしましょう。

【重複表現の例】
「○○年 一月元旦」… 元旦が「一月一日の朝」という意味。
正しくは「○○年 元旦」

年賀状はいつまで出すべき?

遅れた年賀状はいつまで出すべきなのか?毎年話題になるワードです。

1月7日の「松の内(地域によっては1/15)」までなら年賀状として投函してもOKとされています。これを過ぎると「寒中見舞い」として出すのがふさわしいでしょう(寒中見舞いは1/8~2/4の立春まで)。

文中に遅れたお詫びを記すようにします。

出していない人から届いた場合、ついメールで返してしまう、なんて方もいますが、はがきでいただいている以上はがきで返すのが礼儀です。

【文例】
早々に賀状を頂戴しありがとうございました
新年のご挨拶が遅れましたこと お詫び申し上げます
このたびは年賀状が遅れましたこと 心よりお詫び申し上げます

年賀状のビジネスマナーまとめ

  • 会社の人への年賀状は、先輩に聞いて社内ルールを確認
  • 取引先には会社から出しているのなら、個人で出す必要はない
  • 役職は基本的に「名前の前」
  • NG表現に気をつけながら「起承転結」のある内容を書く

いろいろと注意するポイントがありますね。

「基本的なマナーのわかってない人」
なんて思われないためにも、ビジネスでの年賀状はすこし気を使う必要がありそう。

ポイントを押さえた年賀状で、気持ちのいい年初めを迎えましょう!

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