
「社員旅行」で検索すると「社員旅行がある会社 やばい」「社員旅行 時代遅れ」「社員旅行 頭おかしい」「社員旅行 行きたくない」というキーワードがずらりと並びます。
この記事では平成から始まった社員旅行への忌避感が令和の時代どう変わったのか、新しい価値を生み出す重要な社内イベントとして復権を果たしている最新トレンドについて解説していきましょう。

プライベートな時間を優先したい、仕事と私生活を明確に分けたいという意識は若者を中心に高まっていることに加え、団体で同じことをするのが苦手、という人も増えています。
「社員旅行 行きたくない」「社員旅行 時代遅れ」と検索している世代がイメージする社員旅行とはどんなイメージなのでしょうか。
「社員旅行」を嫌がる理由としては以下のような意見が見受けられます。
いまだに昭和の旧態依然とした温泉旅館で大宴会で宴会芸・お酌を強要、団体バスで行きたくない場所にあちこち連れまわされる、と考えている人が多いように感じます。
さまざまな職場から社員旅行について旅行会社へ相談している内容を見てみると、プランに求める要望が確実に変化していると感じます。例えば、2025年の1年間で幹事さんから寄せられた主なリクエストとは…。
特に「1人1室」「自由行動」「プランの選択式」はここ数年で急増しているリクエストで、社員旅行を苦手とする若手社員への配慮が行き届いている職場が増えていると実感します。
プランへの要望もコミュニケーション活性化、組織力強化、会社のビジネスに関連する施設の見学、震災復興視察など、たんなる慰安目的ではなく、明確な目的意識を持ち、催行している職場が多いのがわかります。
2024年に雑誌「AERA(朝日新聞出版)」の総合ニュースサイトである「AERAdot.」の大谷百合絵さんから取材を受けた際、若手社員の「社員旅行アレルギー」は、実は「食わず嫌い」なのではないか、ということを感じました。
「社員旅行net」の編集部を15年以上担当し、実際に社員旅行を実施した幹事さんからのアンケートや体験談などを見てみると、意外に多いのが「いってみたら楽しかった」の声です。
「毎日なかなか業務上でしか接することができない上司・同僚と非日常的な環境で接することで、より親睦を深めることができたと思います。」
「家族や友人と出掛ける時とは異なり、団体旅行ならではの旅先での発見があり楽しめました。」
「社員のエンゲージメント向上に役立った。」
「仕事の顔と違う一面をみれたり、団結力がより深くなれたのではと感じる事ができた。」などなど。
アンケートの回答を総括してみると、以下のような感想を持った幹事さんが多かったように思います。
団体旅行のプロの手を借りてプランニングしてもらうと、自分たちが思ってもみなかった行き先やプラン提案などがあり、幹事さん自身も一緒に楽しめたという肯定的な意見が多くありました。
2025年にテレビ朝日「グッド!モーニング」から今ドキの社員旅行について取材を受けた編集部。
番組の中でも紹介がありましたが、帝国データーバンク調べによると、今後取り入れたい福利厚生が社員旅行で14.8%とトップだったことが明らかになりました。
「時代遅れ」と言われた社員旅行が、コミュニケーション不足の解消に加え、働き手の「働く環境」や「人間関係」を重視する傾向を背景に、形を変えながら再び注目されているのではと分析されています。
全員一緒に出掛けて団体行動が基本とされてきた社員旅行ですが、最近では子育て世代に配慮した日帰り・宿泊選択型が定着しつつあります。
また、社員旅行を会社の業績発表・表彰式、ビジネス研修ととらえて、親睦パーティとの組み合わせで実施するケース(効率性も重要)も。
2025年の1年間、社員旅行netを利用された幹事さんの要望・傾向をまとめてみました。
社員旅行で何をしたいかという問いに対し、多くの職場は「何らかのアクティビティ」を希望することがほとんど。中でも「文科系の体験プログラム」は半数の職場で希望されていることがわかりました。
その理由としては、全員参加のしやすさと、天候リスクの回避があげられます。スポーツ系の場合、体力差や経験の有無など参加者を選びますが、陶芸やそば打ち、ソーセージ・バターづくりなどは「全員で同じ体験をフラットに共有できる」のが魅力。
屋内で実施でき、雨天でも楽しめるので幹事としても安心材料になります。誰もが公平に楽しめること(公平性)、これが体験プログラムを決める一番のポイントですね。
スキー・スノボーやゴルフ、マリンスポーツなどさまざまなプランへの要望がありますが、「やりたい人とやりたくない(できない)人」が混在します。このため、ゴルフ組と観光組と分かれてや、自由行動という選択式プランにすることがほとんど。
テーマパークで遊びたい若手もいれば、温泉でのんびりしたい派も。参加する年代や旅行先でやりたいことを具体的に旅行会社に伝えることにより、みんなが楽しめる「行き先・プラン」を上手に提案してもらえて大満足、という声も多くありました。

コロナ以降、忘年会や新年会の機会も減ったという職場が多いようです。リモートワークで普段、社員同士顔を合わせる機会がほとんどないというケースも。
そんな時、何か大きなプロジェクトを動かそうとしてもなかなか足並みがそろわなかったり、ちょっとした連絡不足でトラブルに発展したりという問題が続出。上手くいっていると思っていたのに、急に退職してしまう社員も増えています。
そんな中、社員旅行に求められているのは組織力を高め、対話を深める「チームビルディング」を取り入れたプランです。
「チームビルディング」というと難しく聞こえるかもしれませんが、ちょっとした謎解き・脱出ゲームなどゲーム性の高いアクティビティが人気。
上下関係を取り払って一緒に力を合わせ、ゴールを目指す。達成した後の満足、一体感が魅力的という声も多数あがっていました。
社員旅行をきっかけに会社への帰属意識が高まった、ちょっとした悩みや心配ごとも気軽に相談できるようになったという方も多い様子。
社員旅行のアクティビティに欠かせないもう1つのポイントは「共有性」で、チームで同じ思い出や作品が作れるかというのも重要ですね。

「社員旅行」の参加は自由といいつつも、実質的には強制参加。どうやって断ろうかと思っている方。
行きたくないところに行くのは嫌だと思うなら、自ら幹事に立候補し、自分が参加してみたい社員旅行を企画してはいかがでしょうか。
温泉宿泊宴会が定番だったなら、海辺のBBQやクルージング、屋形船に変更してみる。ゴルフをしたい人はゴルフに行き、それ以外は自由行動やテーマパークで楽しむ。
「チームビルディング」で組織力UPにつながるから、サバイバルゲームや謎解きゲームを開催しましょうなど、幹事であればさまざまな提案が可能です。
大部屋雑魚寝ではなく、ビジネスホテルで1人1室を条件にすれば、1人で自由にリラックスして過ごせる時間も取れます。
個人ではなかなか体験できないこと、行けない場所を選ぶ、自由行動ができる時間を多く取るなどいろいろなわがままを聞いてもらえる旅行会社が大集結している「社員旅行net」。
社員旅行がストレスと感じている方。みんなが参加して楽しかったと思ってもらえるような「満足度の高い社員旅行」を企画できたら、自分の評価アップにもつながります。
コミュニケーションが取りやすくなることは働きやすい環境にもなりますね。
令和の若手社員も「昭和な社員旅行」のイメージからぜひ脱却して、「居心地のいい職場」「仕事が楽しくなる職場」作りを応援してくれる社員旅行をぜひ自ら企画・実施してみてくださいね。
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