グローバリゼーションやコロナ禍の波に煽られ、ますます先行き不透明な時代に突入している現代。そんなVUCA時代を生き抜くために、「社内起業」や「企業内新規事業」の開発に力を入れる企業が増えています。
一方で、新規事業開発に乗り出したものの、社内での人材発掘や育成で行き詰まってしまったという企業の声も少なくありません。実際、新規事業開発と言われてもなかなかピンと来ない、ハードルが高いと感じる人が多いのも事実です。
そこで今回は、“業界初”新規事業開発のプロセスをボードゲームで疑似体験できる「イントレプレナー・オンボーディング」と、ボードゲームを使った新規事業開発研修をご紹介します。ボードゲームの開発担当者にもお話を伺いました!
目次
まずは、「イントレプレナー・オンボーディング」を開発した「株式会社Relic」についてご紹介しましょう。
Relicは、日本企業の新規事業開発やイノベーション創出を支援する事業共創カンパニーです。2015年の創業以来、SaaS型イノベーションマネジメント・プラットフォーム「Throttle」や、SaaS型クラウドファンディングプラットフォーム「ENjiNE」等のインキュベーションテック事業に加え、新規事業開発における事業プロデュースやコンサルティング、オープンイノベーション支援、ベンチャー・スタートアップ投資など、総合的なソリューションを提供しています。
そんなRelicが開発した「イントレプレナー・オンボーディング」には、創業以来3,000社・15,000件以上の新規事業に携わり培われた知見がたっぷり詰め込まれています。
また、共同開発者は「マーケティングタウン」などの著名ボードゲームを手がけたボードゲームクリエイター・山本龍之介氏ということで、ゲーム自体の魅力もお墨付き。新規事業について学びたい人はもちろんのこと、社内でのコミュニケーションを活性化させたい人、友人や同僚と純粋にボードゲームで遊びたい人など広く楽しめる内容になっています。
開発担当 武原さん:ボードゲームクリエイター・山本龍之介氏に監修していただきながら、これまでの知見をボードゲームという形に落とし込みました。ボードゲームは、例えばマスが一つ変わるだけで全体に影響が出るので、細かい変更が出るたびに全体を調整しなければならないところが難しかったですね。
さらに魅力的なのが、「イントレプレナー・オンボーディング」を使った研修プランです。ゲームのルールを簡単にご紹介したのち、新規事業開発を「気軽に・本格的に・楽しく」学べる研修プランについてもご紹介しますのでお見逃しなく!
まずは、「イントレプレナー・オンボーディング」の遊び方をご紹介します。
プレイヤーは、とある会社の事業部の社員として新規事業開発チームに参加します。「既存の製品/サービスではこれ以上の収益拡大を望めない」と上層部が判断したため、所属している事業部主導で全く異なる領域の新規事業を生み出すことになったという経緯です。
イントレプレナー (社内起業家)として思考と試行を繰り返し、様々なトラブルを乗り越えて意義のある新規事業を創出することを目指します。 引用元:PR TIMES
「イントレプレナー・オンボーディング」では、新規事業開発を「構想」「事業化」「成長・拡大」の3つのフェーズに分けて考えます。そしてさらに、それらに紐づく6つのプロセスが設定されています。
目指すゴールは、3つのフェーズ/6つのプロセスを完成させること。その過程で集めた様々なリソース(人材・モノ・予算・情報)の数と、売上の合計で勝者が決まります。
リソースは、自分のターンで止まったマスや「イベントカード」の効果によって獲得できます。イベントカードには、フェーズやプロセスごとに実際に起こり得るイベントやトラブルが記載されていて、その内容のリアルさがこのゲームの肝になっていると言ってもよさそうです。(画像参照)。
開発担当 武原さん:上の画像に写っているもの以外にも『社内ヘッドハンティングにより、優秀な人材がチームに加わる』『事業部の創設により人材、予算が増加』など、20以上のイベントを用意しています!
そして、イベントカードに書かれた内容に合わせてリソースや売上が増減します。プレイヤーは、イベントカードに書かれた内容に一喜一憂しながら、新規事業開発における様々な気づきを得ていきます。
▼イベントカードの一例
・「課題の本質を発見」:情報リソース +1
・「収益構造の確立」:予算リソース +1
・「メンバーの疲弊」:そのプロセスの人材をすべて失う
・「優位性の喪失」:売上 -1 etc…
プレイヤーがリソースを集め、フェーズ/プロセスを完成させる基盤となるのが「アイデアカード」です。
アイデアカードには新規事業開発のアイデアと、完成に必要なリソースが提示されています。「次世代事業家の育成・輩出を目的とした学校法人」「最適な広告を自動生成するソリューション」などアイデアカードには複数の種類があり、プレイヤーはその中から自分で一つ選択します。
ポイントは、アイデアカードによってフェーズ/プロセスを完成させる難易度が異なるというところ。難易度の高さに比例して必要なリソースの数も多くなりますが、その分、完成時には売上も大きくなるよう設定されています。
売上は、フェーズの完成や予算リソースの利用(=投資)によって獲得できる仕組み。実際の新規事業開発同様、どのアイデアカードを選ぶかや、完成までどれだけスピーディーに進められるかも勝敗を左右する大きなポイントです。
開発担当 武原さん:ゲームの終了は、プレイヤーのうち誰か1人がプロセスとフェーズを完成させた時か、24ターン回った時です。事業化フェーズから成長拡大フェーズになると売上が獲得できたり、成長拡大フェーズになると予算を売上に変えることができる投資のような仕組みもあるので、高難易度のアイデアカードを選んでリソースや売り上げを多く集めるか、低難易度のアイデアカードを選択して速く成長拡大フェーズに到達し、そこで売り上げを増やすかなどの駆け引きも重要です。
選んだアイデアごとに異なる戦略を立てる必要があり、様々なパターンを疑似体験することができますね。繰り返し楽しみながら、新規事業開発に関する知識を身につけていくことができます。
ここまでざっとゲームの説明をしてきました。“面白そう”“学びが多そう”ということは伝わったかと思います。
一方で、“ルールが複雑で難しそう”と感じた人も多いかもしれません。そこで「イントレプレナー・オンボーディング」を活用した研修プログラムをおすすめします。
開発担当 武原さん:文章で説明されると難しく感じてしまいますよね(汗)けれど実は、基本的なルールはそこまで難しくありません。研修プランなら、レクチャーを受けながらプレイできるので直感的にルールを理解できます。
研修の内容は以下のようになります。
2度のプレイタイムの間に、プロによるレクチャーやチーム内の気づきを共有する時間が設けられています。レクチャータイムではゲームの進め方だけでなく、
などを、これまでの知見をもとにレクチャー。ゲームへの理解やリアルでの新規事業開発への理解を深めてからの2度目のプレイでは、1度目とは違う視点でプレイすることができます。
また、研修後にはアンケートを実施。社内新規事業に挑戦する志向性・資質を持つ人材を発掘し、研修の成果をより的確に自社の新規事業施策へと反映させることができます。
実際に研修を体験した人からの感想をご紹介します。
「これまで、新規事業は自分に縁がないものだと思っていました。しかし、ボードゲーム研修ということで、面白そうなので参加してみた結果、新規事業の楽しさ・大変さを具体的なイベントによって知ることができました。」
営業部社員
「もともと新規事業には興味があったものの、普通の新規事業研修は難しそうで参加ができていませんでした。このボードゲーム研修に参加したら、自分に、「新規事業をやってみたい」という気持ちがあることに気づきました。社内にもアイデアコンテストがあるので、次回は応募してみます。」
総務部社員
「イントレプレナー・オンボーディング」の一般予定販売価格は7,000円(税込)。7,000円で新規事業開発について学べると言うだけで十分破格の金額ですが、Relicは2022年5月19日〜6月30日まで、クラウドファンディング限定で先行予約販売を受け付けています。
約55%オフで購入できる3,000円のコースはすでに販売を終了していますが、今なら約35%オフとなる4,500円で先行予約が可能です。
◆クラウドファンディングページはこちら→https://shopping.nikkei.co.jp/projects/relicintrapreneuronboarding
これからの時代、ますます必要とされるであろう新規事業開発。「イントレプレナー・オンボーディング」は、人材発掘・育成を進めたい企業側にも、関心はあるけれど一歩が踏み出せない、踏み出し方がわからないという社員側にも多くの気づきを与えてくれます。
ボードゲームという形なので楽しみながら学べますし、参加のハードルが下がるのも嬉しいポイントです。より的確に効果を得たい場合は、研修プログラムを活用してみましょう。
3,000社・15,000件以上の新規事業に携わってきた株式会社Relic × ボードゲームクリエイター・山本龍之介氏の共同制作の「イントレプレナー・オンボーディング」を、社員研修やイベントに取り入れてみませんか?
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