「社員旅行の幹事さんになってしまったけど、どんな風にプランを作っていったらいいの?」
社員旅行の幹事さんをはじめてする方が、まず突きあたる疑問ですよね。
年齢や性別がバラバラの社員旅行、参加者みんなに楽しんでもらうにはどんなプランにしたらよいのでしょうか?
そこで、当ブログでおすすめの行き先や温泉などもお伺いした「マアトトラベル」の添乗員・塩山さんに、社員旅行のプランを作るヒントを教えてもらいました。
こんな行き先を入れると喜ばれる!というおすすめプランや、最近の社員旅行の流行りなどをご紹介します。
プラン作りの参考にしてくださいね。
社員旅行で特に評判がいいのは「体験プラン」。
今まで訪れたことがないような場所を訪れたり、はじめてなにかを体験をしたりする機会は、よほど興味がある分野でないと行ってみることが少ないもの。体験自体が新鮮に感じられるんですね!
神戸の「菊正宗酒蔵記念館」や和歌山の「中野酒造」など酒造見学ツアーはお酒好きの方にはたまらないんだとか!社員旅行だとバスで訪れるケースが多いので、自分で運転しない分、心置きなく試飲できますね。
また、南紀白浜の「安居工房」で行った藍染体験は、自分だけのオリジナル作品を作れるところが人気だそう。
万治2年(1659年)の創業以来350年、本格辛口の日本酒を製造し続けてきた「菊正宗」の酒造記念館。
酒造りの歴史的資料やお酒の楽しみ方など、日本酒に関する知識を映像やライブラリーで学べます。
一番の楽しみは搾りたての生酒をはじめとしていろいろなお酒の試飲。好みに合った日本酒をじっくり選べます。
日本酒、梅酒を造る酒造を実際に見学できるツアーを随時開催している「なかのの酒蔵」。
仕込みから搾り、貯蔵までの各現場を実際に回りながらお酒づくりの様子を見た後は、池に100匹ものの色鮮やかな錦鯉が泳ぐ美しい日本庭園を鑑賞しましょう。大吟醸の試飲も楽しめます。
紀州が誇る伝統産業であった本藍を使って、スカーフの藍染体験にチャレンジできます。
藍染液を浸透させ空気発色させる作業を繰り返すと、やがて布が鮮やかな藍色に。様々な技法を使ってオリジナルのスカーフづくりにチャレンジしてみましょう!
体験にかかる時間は2~3時間です。
昭和30年代人気の社員旅行先として絶大な人気があったのが「熱海」などの温泉地。芸者を招いて会社全体で大宴会、若手は上司にお酌をして回るなどが定番の形でした。
また日本の景気が最高潮だったバブル期は、社員旅行で豪華な海外旅行も多かったといいます。
現在は、かつてに比べれば大がかりな社員旅行は減ってきていて、部や課など少人数単位で社員旅行に出かけるケースが増えています。
内容もずっとみんなで行動するというよりは、行き先に選択肢を設けて、社員が自由に選べるようなプランを希望する会社が多くなってきました。
例えば一泊目は温泉に行って夜は宴会などで一緒に過ごして、2日目は観光・お買い物・テーマパークなど、グループごとに分かれて好きなプランを選べるといった形が人気です。
年齢も性別も幅広いグループで行くことの多い社員旅行。
最近の若い人の中には残念ながら、「社員旅行に行きたくない」という人も少なくはありません。
社員旅行をただの恒例行事にしないためにも、グループごとのプランや自由時間を上手にとり入れて、思い思いに楽しんでもらえる旅行にしていくことが大切なのかもしれませんね。
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ここで社員旅行を企画するのは初めてという方に向けて、社員旅行のプランの立て方をご紹介!
旅行会社さんオススメのプランを参考に、計画してみてくださいね。
一般的に社員旅行の大きな目的は「日ごろの疲れを癒し仲間との結束を深める」ということ。
一口に社員旅行といっても、定番の「温泉でゆっくりしたい」というプランから、「仲間とアクティビティを楽しむ」「富士登山など新しいことにチャレンジする」「その季節しか見られない景色(花・紅葉など)を見に行く」など、様々な形があります。
そこでまず決めたいのは「何を目的に社員旅行に行くのか」という、テーマです。
「幹事になったけれど、どんなテーマにしたら参加者が喜んでくれるかさっぱりわからない」とお悩みの方は、社内アンケートをとるのがオススメ!
「温泉」「観光」「体験型アクティビティ」など、いくつのテーマをあらかじめ用意しておいて、票を入れてもらうという形も良いですね!
こうしてアンケートを行うことにより、幹事の一人よがりでなく参加者の意見を反映したプラン作りができます。
みんなの意見という根拠があるので、幹事さんは自信をもってプラン作りができ、参加者の賛同も得られるはず!
行き先が決まったら、どのくらいの予算で行けるのか、旅行会社にプラン作成と見積もりを依頼します。
社員旅行は大人数での参加なので、旅行会社でも「団体旅行」を取り扱う会社に依頼をしなければなりません。街中の旅行カウンターに行っても、団体旅行プランの提案はしてもらえないのでご注意を…!
「社員旅行ネット」では、団体旅行専門の旅行会社からプランと見積もりを取ることができます。
無料見積もりフォームからお申込みいただくと、旅行会社から直接連絡が来ます。一度に複数社のプランを取り寄せられるので、各社のプランや金額を比較してみましょう!
最適な旅行会社を見つけて、ここからより詳細なプラン作りに入ります。
有名な観光地や名産品、おいしいものや飲食店など、行き先の基本情報を調べておくといいでしょう。事前に情報を入手しておくことで旅行会社との打ち合わせもスムーズにすすめられますよ。
旅行会社に完全におまかせ、という方法もありますが、観光地の特性を知ることで独自のプランが生まれてくることも。
旅のテーマ・行き先・人数・日程などがだいたい決まったら、旅行会社との打ち合わせを行います。
平均すると打ち合わせは、1回程度のケースが多いようですね。
担当者が会社に伺って打ち合わせをする、旅行会社で打ち合わせする、お電話で打ち合わせすると、様々な形があります。希望があれば旅行会社に伝えておきましょう!
社員旅行でやりたいこと、食べたいもの、予算などを具体的に旅行会社に伝えたら、それに従って旅行会社が社員旅行の具体的なプランを作ります。
事前に調べた情報や参加者からのアンケートで「ここはぜひプランに入れたい」といったところがあったらあらかじめ担当者に伝えておきましょう。
でき上った旅行計画書と見積もりはメールやFAX、郵送などで旅行会社から幹事さんに送られてきます。
こちらをよくご確認して、変更や要望があれば旅行会社に伝えて修正してもらい、最終的なプランが決定します。
旅行会社の添乗員さんがオススメする社員旅行プランを見て、自分たちの社員旅行のイメージは湧いてきましたか?
みんなの意見をまとめることから細かいプランの調整までやることが多くて幹事さんは大変ですが、参加者の喜ぶ顔を想像して楽しみながらプラン作りをすすめればきっとみんなが楽しめる旅行になると思います。
「社員旅行ネット」では社員旅行にまつわる様々なプランづくりをお手伝いさせていただいています。まだ具体的な内容が定まっていない方でも、仮のプランとして無料お見積りを取り寄せることもできますよ。
経験豊富な旅行会社スタッフがご相談にのりますので、まずは無料お見積りフォームよりお問い合わせくださいね。
●取材協力/マアトトラベル(06-6459-7309)
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