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社員旅行に行く意味とは?参加するメリットや効果はあるのか

社員旅行なんて行きたくない

「社員旅行」というキーワードを検索すると「時代遅れ」「行きたくない」「ストレス」「いらない」ということばと共に表示されてしまう今日この頃。昔からある社内イベントの一つとして長く、慣習的に行われてきた「社員旅行」は本当にもう”オワコン”なのでしょうか。

会社としては社員同士のコミュニケーション不足を解消する手段として。普段はなかなか顔を合わせない部署や営業所同士の親睦を深めるなど、いろいろな意味を込めて実施。

温泉に行き、みんなで宴会をして、ちょっこと観光、といった「慰労(慰安)」目的のパターン化したものが主流になってしまっていたため、若い世代から「実施する意味がわからない」「退屈・つまらない」という意見が噴出してしまったのかもしれません。

今回はあらためて、社員旅行に行く意味を紐解き、参加するメリットや効果についても深堀してみたいと思います。

「社員旅行」「職場旅行」を実施する意味とは?

「社員旅行」「職場旅行」を実施する意味とは?

社員旅行を実施することで、どんな意味があるのか。よく言われているポイントを一覧にしてみました。

  • 会社と違う環境に身をおくことでリフレッシュできる
  • 日頃の頑張りを慰労し、会社への帰属意識を高める
  • 社員同士のコミュニケーションを活性化し、相互理解を深める
  • チームワークを良くする、組織力を高める

会社にいるときとは違う、その人の人となりを知るよい機会ととらえている場合も多く、仕事を離れてリラックスした状態でコミュニケーションを取ることで、新たな気づきを得る、親しみを感じるなど多くの発見があります。

特にコロナ禍でリモートワークが続き、会社でのちょっとした立ち話などが失われてしまった結果、1人で悩みを抱え込んでしまう、孤独感を募らせて会社を辞めてしまう、という弊害も生まれました。そんな社会的な背景を踏まえ、あらためて社員旅行を再評価する企業・職場は増加傾向にあるようです。

まずは社員旅行に行きたくない理由を明確化する

社員旅行に行きたくない理由を明確にする

若い世代から「時代遅れ」「行きたくない」「ストレス」「いらない」と感じているところはどんなところなのでしょうか。企業側はきちんと理解できているのでしょうか。

「単なるわがまま」ととらえずにまずは、社員の声にしっかりと耳を傾け、どのような企画内容なら納得して、前向きに参加したいと思うのかを考えてみることが第一歩です。

社員全員に社員旅行に関するアンケートを実施する

社員旅行アンケートを実施

「社員旅行」に「行きたい・行きたくない」かについてアンケートを実施。「行きたくない」場合の具体的な理由と、どんな内容なら前向きに参加できるのかを探ります。

行き先や旅先でやりたいこと、部屋割りへの要望など、できるだけ具体的に聞き出し、可能な範囲でそれに応えるプランを計画してみましょう。

「休みがつぶされるのが嫌」という意見には平日実施を考える

社員旅行を平日に実施する

社員旅行に行きたくない理由の中に「せっかくの休みをつぶされる」という意見も多く聞かれます。前向きになれない旅行のために、大切な休日を費やすのは苦痛に感じて当然です。

業務に支障がなければできるだけ平日の実施を検討するのがベスト。平日なら旅費も抑えることができ、混雑を避けて移動できるというメリットもありますね。

「行きたくないところに行くのが苦痛」という意見には選択式プランを増やす

選択式プランを増やす、フリータイムを増やす

もう一つよくあるのが、団体行動が苦手という意見。自分が行きたくないところにも、みんなで行かなければならないのは苦痛だと感じています。

最近増えているのが、現地では自由行動で夜の食事だけ一緒にというパターン。また、完全フリーにしてしまうと、旅慣れていない人はどこに行ったらいいかわからない、ということもあるので、選択式で自分がやりたいプログラムを楽しむという提案も好評です。

「会社の人とずっと一緒にいるのがストレス」という意見には部屋割りを配慮

客室は1人部屋にする

かつては大部屋でみんな一緒にワイワイ、というのが好まれた時期がありました。しかし、せめて部屋では1人でゆっくりしたいと感じる人も多いはず。

ビジネスホテルでも構わないので部屋割りは1人で泊まれるところにする、など工夫をする職場も増えてきました。どこか1部屋大勢で集まれるところを借りて、あとは個別にくつろげるようにというプランもおススメです。

宴会芸やお酌などは強制しないこと

宴会芸やお酌の強要をやめる

お酒を飲む場面で起こりがちなのが「新入社員に宴会芸を強制する」「カラオケで無理やり歌わされる」「お酌をさせられる」など。こういった無理強いが「行きたくない」という気持ちに拍車をかけてしまいがちです。

自然発生的に盛り上がる分にはいいのですが「やりたくない」人に無理やりやらせることのないよう、配慮したいものです。ホテルの方がドリンクをサービスしてくれるプランも多いので、お酌をしなくてもよい内容を考えるのもアリですね。

社員旅行に参加するメリットがあるプランを考える

社員旅行なんて時間の無駄。退屈でつまらないと思われてしまわないように、どんな社員旅行プランならメリットを感じてもらえるのでしょうか。

社員旅行の目的を「社員研修」とし、スキルアップの機会とし実施

慰労目的ではなく研修目的の社員旅行へ

「慰安(慰労)」目的の社員旅行なら「いらない」と感じている社員が多いのであれば、組織力強化、チームワークの向上などを目的とした研修として実施。

単なる座学だけではなく、チームビルディングなどを盛り込んだプログラムをメインに据えた宿泊研修として企画してみましょう。最後に親睦会として宴会やパーティをプラスして、社員同士のコミュニケーション活性化も狙います。

また、業務に役立ちそうな企業や工場、店舗、自治体などを視察。新しいビジネスチャンスを生み出すための学びの機会とするのもアリですね。

視察や研修と社員旅行では経費精算が異なりますので、以下の記事を参考になさってください。

社員旅行の目的を「健康増進」とし、メンタルヘルスを含めたケアができる旅を企画

ウエルネスツーリズム

企業は従業員の健康を確保するために健康診断の実施が義務化(労働安全衛生法第66条)されています。また、健康な状態で働かせる義務も。

最近では体の健康だけではなく、メンタルヘルスについても向上させる「ウエルネスツーリズム」が注目を集めています。心身の状態をチェックし、その人にあったプログラムを提供するリゾートが増えてきました。

自分自身の健康状態を知り、改善する機会を得ることは、社員にとっても非常に重要なこと。リラックスしながら自分の健康をしっかり向き合うチャンスとして、魅力的な「社員旅行」になるのではないでしょうか。

SDGsや環境保護などに貢献できる「社員旅行」にする

エコツーリズム

若い世代ほど、SDGsや環境意識が高いといわれています。各企業でも積極的にSDGsや環境保護などに取り組んでいいるというところも多いことでしょう。

観光地でも車を使わず、電動アシスト付き自転車で周る。生きものや環境について学べるプログラムに参加するなど、さまざまなテーマでエコツーリズムを実施するところが増えています。

ビーチクリーンなどをお手伝いするなども意義のあるプログラムなのではないでしょうか。

被災地の視察や災害ボランティアを含めた「社員旅行」にする

復旧が進む熊本城
復旧が進む熊本城

年々甚大化する自然災害や地震の被害。TVの報道やインターネットの情報だけでは実際の被害状況などを実感することはできません。

ぜひ、被災地へ実際に足を運び、そこで何が起こったのかをその目で確かめることが重要だと思います。また、災害とはどのようなものかを理解すると、防災に対する意識も高まり、どのように備えたらよいのかも学べる良い機会。

勤務中に大きな地震が起きた場合などに対処できるよう、会社一丸となって取り組むのは大変有意義で、個人にとっても気づきになりますね。

徹底して慰労(慰安)目的なら、個人では行きにくいところ、泊まりにくい場所を考える

辰ノ島クルージング 【長崎県壱岐市】
辰ノ島クルージング

社員旅行の実施目的として「慰労(慰安)」を最大の目的としたい、という職場なら、個人旅行ではなかなかできないことを盛り込むようにしましょう。例えば大勢で貸し切らなければならないクルーズや屋形船、ちょっとラグジュアリーなホテルや旅館、ディズニーやUSJなどの団体向けプランなどなど。

「団体」だからかなえられるもの、個人では利用できないアクティビティ、貸切バスをチャーターしないと回れない行き先など、「希少価値」を感じるプランが喜ばれます。

大勢だから楽しめる、そんな旅なら納得できますよ。

「団体旅行」や「団体バスツアー」などでありがちなのが、あれもこれもと予定を詰め込みすぎること。できるだけスケジュールに余裕を持たせ、途中で体調をくずした人がでても離脱できる行程なのかに配慮することも重要です。

「社員旅行net」に参加している旅行会社はすべて社員旅行のプロ集団。幹事さんの悩みに応え、皆に満足してもらえるような旅行プランをぜひ提案してもらいましょう。

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